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毎日新聞女性記者58名
2009年6月発売!毎日新聞で連載されていた旅の記事に、浦谷がイラストをつけました♪
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イラスト:浦谷さおり
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関西極楽さぬきうどん

関西のおいしいさぬきうどん屋めぐり
開拓ツアーを終えて
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    う「どないでしたか、和歌山のさぬきうどんは」
    別「そうですねぇ。もしかしたら、くらいの期待感だったんですが、収穫はありました」
    う「かま膳なんて、かなりおいしかったですよね」
    別「やはり関西さぬきうどんの法則からいっても、新しい店の方がさぬきらしさが高いですからね。もりそんにはどうかこれからも自分の道を貫きながら成功してほしいものです」
    う「まぁ、さぬきらしさが高いイコールおいしいと言っているわけでもないんですがね」
    別「はい、関西うどんも大好きです。上品なかつおだしにぼってりしたおうどんもおいしいです」
    う「でも一応さぬきうどんの本ですから、さぬき度重視のセレクトで」

    別「はい、さらなるいりこだしの普及を目指して!」
    う「別府さんて、結構節操なしのうどん好きですね・・・・・・」


    | 和歌山でさぬきうどん | 13:50 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
    開拓ツアー3軒目・さぬき
    0
      雀「次はちょっとわからんのやけど、とりあえず行ってみよか」
      う「わからんってどうわからんのです?」
      雀「こないだ食べたときはゆで置きの麺やったから、うまいかどうかよくわからん」
      う「関西でゆで置きの麺を出す一般店って、逆に珍しいんじゃないですか」
      雀「そう言われてみればそうやなぁ。さぬきらしさが高いってことか」
      別「今日ももう夕方ですしね。またゆで置きに当たる可能性が高いですね」
      雀「ま、ええやん、行ってみようや」
      別「なんて名前の店ですか」
      雀「さぬき」
      別&う「うわ〜、ベタすぎて微妙〜」


      さぬき外観そのまま香川に移設しても何の違和感もないだろう店構えの「さぬき」はオープンしてなんと35年。
      さぬきうどんブームのかけらもない頃に高松出身の大将が和歌山で始めた店である。
      もし私が名づけたとしても「さぬき」だったかもしれん。ちょっとひねって「釜たま」とかにしてしまったら、35年前だったら何の店かわからない。釜たまが35年前にあったのかどうかすら知らんけど。

      関西のさぬきうどん屋法則にのっとり、メニュー内容やだしの味はかなり地元に密着していてさぬき度は低め。

      さぬきの玉子とじうどん


      う「薄くて上品なかつおだしですねぇ。具もピンク色のかまぼことか、関西風ですねぇ」
      別「はい、全く」
      う「麺もやっぱりゆで置きでしたねぇ」
      別「ええ、でもこれは・・・・・・」
      う「これは?」
      別「ゆで置きじゃなければ、だいぶイケてるんではないでしょうか」
      う「そうなの?」



      私たちがうどんを平らげておなかいっぱいになった頃、大将がせいろにゆでたての麺を並べはじめた。
      雀「くっそ〜、ぎりぎりタイミング逃した!」
      そこに常連さんらしきおじさんがやってくる。麺もだしも2倍のダブルを注文。
      別「さすが常連さんはよく知っていますね」


      別府さんの鼻が「この店はイケる」と言っているので、大将に話を聞いてみた。
      大将「もうそろそろ年やしな、麺打つのがしんどくなってきたから、そのうち店辞めるで」
      客の9割が常連で、朝一番(11時)の打ちたてゆがきたての時間には店の前で並んでいることが多いらしく、そのお客さんたちのために営業を続けているようなものなのだそうな。

      う「そしたら本で紹介したりしたらダメですねぇ。残念やけどあきらめます」
      大将「まぁ、そない言わんでも話ぐらいやったらするで」

      いわく、天かすは熱いだしをかけても匂わないよう油に気をつかって大切に作っているのでおいしいと評判で、今やお好み焼き屋にも卸している。しょうゆも店特製。麺もだしも全て自分で作り、納得できるものだけを店で出している。

      それまで口数の少ない雰囲気だった大将、まさしく長年さぬきうどん屋として和歌山の地に君臨し続けてきた誇りである。うどんの話なら尽きないのだ。
      ※イラスト:しぶい大将(誰かに似てる・・・高倉健じゃなくて・・・誰や)

      近くで息子さんが同じ名前のうどん屋をやっていることもあり、そのうち大将の「さぬき」は閉めるかもしれない。今のうちにシブイ熟練技を見に行っておこう。


      | 和歌山でさぬきうどん | 00:39 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      開拓ツアー2軒目・かま膳
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        たなか屋の次に行った店は「さぬきうどん」と看板には書かれていたものの、麺もだしも具も全て関西のうどんになってしまっていたので掲載はやめることにした。

        かま膳外観
        雀「次は最近オープンしたばっかりやから関西のうどんにはなってないと思うで〜。通りすがりに見つけた店やけど」
        う「和歌山で通りすがりですか(笑) 営業とか言いながら、雀さんて仕事してる時間よりうどん屋探してる時間の方が長いんちゃいますか」
        雀「そんな気はないけど、そんな日もある」
        う「どっちですか」
        雀「そうです」



        かま膳の釜あげ
        釜あげ小(550円)を頼んだら、イチゴがついてきた。釜あげ、だし、薬味、イチゴ。どうもビジュアル的に疑問符が出るが、彩りがきれいでおいしそうとも言える。全てのメニューに果物が付いてくるらしい。

        う「きつねうどん中が700円、エビ天カレーうどん900円! けっこうするなぁ」
        別「果物も付いてくるし、ちょっと高級志向の店かもしれませんね」

        とか言いながら待っていて、運ばれてきたきつねうどんのあげのデカさに驚いた。あげだけでどんぶりの表面を覆いつくしていて麺が見えない。
        カレーうどんは肉がぎっしり、どんぶりの縁ギリギリまで入っていてネギがあふれて落ちそうである。横に添えられたイチゴがかわいそうなぐらい小さく見える。

        う「ははは、高級志向ではないみたいですね。このボリュームだからこの値段?」
        別「う〜ん、でも、ほらよく見てください。麺がツヤツヤしてかなりの出来ですよ」
        う「おっ、ほんとだ! ズルッ、クニュッ、モチモチ・・・・・・こりゃウマイですよ! いい感じ〜」
        別「うまいうどんは量が多くてもスルスル胃の中に入ってしまいます」
        う「でもこの釜あげのつけだし、何か違う風味が・・・・・・。なんやろこれ」
        別「ほんとですね、ちょっと聞いてみますか」

        厨房をのぞいたら若者がふたりでうどんを作っていた。女の子みたいにかわいらしい笑顔のお兄ちゃんが大将のもりそんで、メガネをかけた頼れそうなお兄ちゃんが友だちの石ちゃんである。
        ※イラスト:もりそん(大将)と石ちゃん(中学のときの友だち)

        う「このだし、何が入ってるんですか〜」
        もりそん「あ、それ、赤ワイン入れてるんですよ。おいしいでしょう?」

        おじいちゃんが香川出身、父親は和歌山でうどん屋をやっているというもりそんは、小さい頃からうどんを食べて育った。

        もりそん「香川のうどん屋を食べ歩いて手ほどきも受けたけど、さぬきうどんというよりも、和歌山のうどんを作りたいんすよね。
        だから和歌山の塩としょうゆを使ってるし、さぬきうどんのメニューにもこだわってないっす」

        おやじのうどんを継ぐんじゃなくて、自分の味で、和歌山のうどんを作りたいのだそうだ。希望と自信にあふれる若者はキラキラ輝いているのぉ。
        別「どこのおっさんのコメントですか」

        まだオープンして数ヶ月。これからどう変わっていくか楽しみじゃわい。
        別「だから無理なおっさんキャラ必要ないですってば」

        | 和歌山でさぬきうどん | 01:30 | comments(3) | trackbacks(0) | - | - |
        開拓ツアー1軒目・たなか屋
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          ※イラスト:たなか屋看板&黒板と花
          たなか屋の看板
          雀「確かこの辺りを曲がって〜・・・・・・おっ、あったあった」
          別「へぇ、こんなところにあったんですね。ネットでいくら探しても何の情報も得られなかった店です、ここ」

          どこから見ても手作りな看板には「手打 とっぴんぐ 讃岐 うどん たなか屋」とバラバラな位置にカラフルに書かれている。

          う「なぜ“とっぴんぐ”がひらがななのだ」
          別「かわいい感じを演出しているのでは?」
          う「か、かわいい感じ?」

          そう言われてみれば、おじさんの字で日替わり定食の内容が書かれている黒板には大きく「WELCOME」の文字、黒板の下にはカントリー調のバスケットに入った花が飾られている。

          う「うどん屋やのにカントリー・・・・・・」
          別「正直、微妙ですよね(笑)」
          雀「まぁまぁ、見た目は気にすんな! 讃岐って大きく書いてあるやんか!」
          う「書くのはタダですがな。もう、今日の和歌山ツアー大丈夫やろうか〜」



          店に入ってみると、関西のさぬきうどん屋には珍しくおでんとごはんものをセルフで取る棚があった。
          香川ではごく当たり前の光景だが、関西でおでんを置いている店に当たると急に期待度があがる。
          店自体は鉄骨がむき出しになっていて少し変わった造りだが、内装にカントリーの面影はない。

          う「これは意外とイケるかもしれません〜! おろしうどん(500円)を冷でくださいっ」

          カウンターに座って、大将がひとりで黙々と作ってくれる様子を眺める。華奢な体つき、顔に刻まれたシワ。
          ※イラスト:大将

          う「なんか、ものすごい職人オーラを感じるんですけど。この店そんなに古くないですよね?」
          別「オープンしてからまだ2年半と書いてあります」
          雀「そういや、うどん屋の前はなんか違う商売してはったみたいやで〜」


          食べ終わってから大将に聞いてみたら、うどん屋をやる前はこの店、捺染(なっせん。染め物の一種)の工場だったのだそうな。
          う「代々染め物の職人さんやったんですか〜。それで根っからの職人肌な風貌してはるんですね」
          大将「そんな風貌してますか? いや、でも工場を改装してうどん屋始めてから、ものすごい痩せたんですよ
          う「おや、大将もですか! 商売替えしてさぬきうどん屋はじめた人ってみんな痩せるんですかね」
          大将「うどん屋はキツイですわ。毎日、朝早くから麺との戦いやから」

          たなか屋のおろしうどん

          うどん屋になりたくて香川の製麺所を紹介してもらい、おばあさんに麺打ちの手ほどきを受けたという大将。全体的にバランスの取れた麺で硬くもなくやわらかくもなく、水分量もど真ん中といったところで非常に食べやすい。
          現在のだしは関西風だが、食べたときに受ける印象は完璧に「さぬきうどん」だ。



          別「うん、ちゃんとさぬきうどんですね。和歌山、このぶんだと期待してよさそうです」


          | 和歌山でさぬきうどん | 13:55 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          未開の地・開拓ツアー2
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            数日後、別府さんからメールが届いた。

            「朗報です。地方のうどん屋に異様に強い雀(すずめ)さんという人が、和歌山のさぬきうどん屋も数軒知っているというので連れていってもらいましょう。
            おいしいかどうか、レベル的には私もわかりません。
            和歌山でラーメンツアーはあっても、さぬきうどんツアーを敢行した変わり者はいないと思われます。未開の地を切り開く気分です」

            今まではおいしいとお墨付きの店ばかりに連れていってもらっていたが、今回は開拓者の一員になれるらしい。記念すべき和歌山ツアーの日はすぐにやってきた。


            雀「営業歴ン十年! 雀です。よろしゅうに」
            雀さんは営業精神が体に染み付いてしまっているような明るくてノリのよい人である。
            香川出身で大阪在住、関西の隅から隅までが営業範囲らしく、客先に行くついでにうどん屋めぐりをしているというか行ってみたいうどん屋がある地域に客先ができるというか、そんな感じなので地方の店に強いらしい。

            雀「ちがうちがう、あくまで仕事がメインやから! たまたま呼び出しくらったお客さんのすぐ近くに行きたかったうどん屋があるんや、なぜかいつも。なんでやろな?」
            別「その言いわけ、もう聞き飽きましたよ(笑)」
            | 和歌山でさぬきうどん | 10:18 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            未開の地・開拓ツアー
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              う「別府さん、私、昨日の夜お風呂あがりにみかんゼリー食べてたんですが」
              別「はぁ」
              う「みかんがプルプルしててこれがまたお風呂あがりに絶妙やったんですよ。で、そういや何年か前、和歌山の温泉でお風呂あがりに食べたみかんがたまらんかったなぁとか思い出して、ついでにふと思い至ったのですが」
              別「はい」

              う「関西のおいしいさぬきうどん屋をめぐる、をコンセプトにしてしまいましたが、関西って近畿? 和歌山も入るの?」
              別「そう、関西イコール近畿だと考えると入っちゃうんですよ。というか、みかんゼリー食べるまで気づかなかったんですか」

              う「神戸のコープで学生時代、オレンジ色に緑の縁がついたはっぴ着て和歌山みかん売ったことがある私としては、和歌山にさぬきうどんのイメージは全くないんですが。大丈夫ですか」

              別「いや、全然大丈夫じゃないです」

              う「やっぱりないんですか、さぬきうどん」
              別「ほとんどないですねぇ。これだけリサーチしててもなかなか和歌山の情報は入ってきませんから。何軒か名前だけは聞いたことがありますが、ネットで調べても住所や電話番号が出てこない店ばっかりで。だから食べに行ったことはないです」

              う「どーすんですか!」
              | 和歌山でさぬきうどん | 00:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |