RECOMMEND
ふらっとひとり旅
ふらっとひとり旅 (JUGEMレビュー »)
毎日新聞女性記者58名
2009年6月発売!毎日新聞で連載されていた旅の記事に、浦谷がイラストをつけました♪
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
 (JUGEMレビュー »)

イラスト:浦谷さおり
RECOMMEND
RECOMMEND
SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK
CATEGORIES
ARCHIVES
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS

06
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
--
>>
<<
--

関西極楽さぬきうどん

関西のおいしいさぬきうどん屋めぐり
<< イントロダクション | main | 薬草と、ロハスとうどん・麺の旅歌(めんのたびうた) >>
風情をまとった個人セルフ・中野屋(なかのや) 京都店
0
    中野屋までの道のり嵐山電鉄に乗ってのんびりガタゴト揺られ、竜安寺駅で降りる。
    車内で精算。駅には改札がない。

    う「のどかですねぇ〜。私、とっても小旅行気分です」
    別「さぁ、こっちです」
    う「そこから駅を出るんですか!? うわぁ、たまらん」

    ホームの端にある小さな階段を下りると、民家の軒先や洗濯物が並ぶ細い路地につながっているのだ。道幅約1メートル、すぐ横に線路が走っている。ここを抜けて、左に曲がるとすぐに『中野屋』が見えてきた。



    別「京都では数少ないさぬきうどん店の中でも、さらに珍しい個人セルフなんです。私も数年ぶりに来ましたが、すっかり風景に溶け込んで、いい雰囲気になってきましたね」

    愛媛の松山出身のマスターと京都出身のママさんご夫婦は、店をオープンする前、長い間高松に住んでいたのだそうだ。
    ママ「そのとき『中野屋』さんとご縁があって、『中野うどん学校』でうどん打ちの講師をさせてもらってたんです」
    う「先生をされてたんですか!」
    ママ「その後京都に戻ることになって、屋号をいただいて」



    中野屋の外観大学が近いせいもあり、店内は学生とおぼしき若者でいっぱいだった。それもそのはず、『かけうどん(並180円)』と、セルフならではのうれしい安さ。それぞれのメニューには並(1玉)、大(2玉)、3(3玉)、4(4玉)の値段設定があって、常に飢えた男子学生にはありがたい店である。

    別「ひとこと言わせてもらいますと、男子学生が常に飢えている、というのは勝手な思い込みです」
    う「別府さんは違うかったんですか」
    別「私は大学時代からうどん代と交通費だけは惜しみませんでした」
    う「それは、あなたがうどんマニアで鉄道マニアなだけです」


    おなじみ、おでんやてんぷら、ごはん類のオプションの他に、この店にはさまざまなトッピングが用意されている。変り種は『チーズ(100円)』、『ピリ辛薬味(50円)』。ちなみに釜あげ麺にピリ辛薬味と特製ダレをかけて食べる『ピリ釜うどん(並280円)』なんかはファンが多いらしい。

    中野屋の冷やしうどん別「あっ、冷やしうどんがあるじゃないですか! 浦谷さん、知ってますか?」

    う「ざるうどんとは違うんですか」
    別「ガラスの器に氷を浮かべた水を張って、そこに麺を入れたやつです。つけダシで食べます」
    う「まんま、そうめんですやん」
    別「そうめんと違ってうどんは太いですからね。氷で締められた麺がこう、キュッと硬くなって。時間が経てば経つほどどんどん硬くなっていくんです」
    う「それってめっちゃ食べにくそうですね」
    別「それはそれで、夏の風物詩的な冷やしうどんならではのおいしさがあるんですよ。ああ食べたい!」

    別府さんの言うとおり、『冷やしうどん(並280円)』は見た目も涼やかなガラスのそうめん鉢に入って出てきた。大きな氷が浮かべられた水の中で泳ぐ、キンキンに冷えてガシッとミシッとした麺。
    うどんの味を楽しむにはちょっと硬くなりすぎかもしれないが、なんとなく郷愁を誘うメニューだ。

    別「個人的な意見としては、ゆで置きの麺を使うとおいしいです」
    う「上級者向きの発言ですね・・・・・・。でも、結構この硬さがクセになるかも」
    クニクニと冷たさを噛みしめて飲み込んだときの、胃の感じが気持ちよかったりする。暑い夏にはそうめんよりこっちの方が、体がクールダウンしそうだ。
    別「まぁたぶん、そんな理由ではなくて、香川では“そこにうどん玉があったから”できたメニューなんだと思います。暑いし氷入れとけー! みたいな(笑)

    中野屋のひやひや『ひやひや(並180円)』から『たらいうどん(6玉分840円)』まであって、香川セルフもびっくりの充実したさぬきっぷり。そのメニューを、あえて特徴を抑えた基本に忠実なコシ麺に関西風のダシで提供している。お昼にガツガツおなかいっぱい食べたい、そんなうどんである。おでんもウマイ。

    ママ「私がもともと京都の人間やから、京都人の味覚はわかるんです。そやから麺はちょっぴり細めに、ダシもいりこを使いたいところやけど、昆布とかつおで。そうやって味を調整してきたから、オープンして4年、ずっとかわいがってもらえてるんやと思います」



    | 京都でさぬきうどん | 16:53 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









    http://blog.uratani.info/trackback/388936